競艇(ボートレース)の基本的なルール
目次
競艇(ボートレース)はとても白熱する面白い競技です。
なのに、競艇に興味はあるけどルールがわからなくてやってみるか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
競艇のルールは難しそうですが、覚えてしまえば意外と簡単なものです。
ここでは、競艇の基本的なルールや流れなどを解説していきます。
→優良予想サイト一覧へそれぞれの色
競艇では6艇で走ることが基本で、それぞれ以下のように色が決まっています。
1号艇:白色 2号艇:黒色 3号艇:赤色 4号艇:青色 5号艇:黄色 6号艇:緑色 |
競艇は公営競技の中では、最も少ない出走数なので、その分、予想が的中する確率も公営競技の中では最も高いと言われています。
競艇の人気は、水上で行われるダイナミックなレースを見れるというだけではなく、そういった面も関係してるんだと思います。
ちなみに、競馬など、他の公営競技をやったことある方ならわかると思いますが、的中する確率は以下の通りです。
単勝:1/6 複勝:1/3 2連単:1/30 2連複:1/15 3連単:1/120 3連複:1/20 拡連複:3/15 |
公営競技が好きで、まだ競艇に挑戦したことがないという方は、挑戦してみるのも良いでしょう。
スタート方法
競艇は「フライングスタート方式」というルールが採用されています。
全員が一斉にスタートする方式とは違い、決められた時間内にスタートラインを通過する方式なので、スタート位置は決まっていません。大時計が0秒になるときに、よりスタートラインに近い選手が有利となります。
なので、「大時計が0秒になる前にスタートラインを通過」した選手は「フライング(F)」となり「1秒以上遅れて通過」した選手は「出遅れ(L)」となり、いずれも投票の対象外となり、失格となってしまいます。
このように、早すぎても遅すぎてもダメという、一瞬の勝負所も競艇の魅力の1つだと思います。
コース取り
競艇は基本的に「イン」が強い競技です。
どのコースを取るかは、早い者勝ちになるので、アウトからインを取ることも可能ではあります。
しかし、レース中は途中でエンジン停止が出来ないため、インを早く取った選手はスタートラインに近づき、逆にスタートが難しくなってしまいます。
このため、中には好んでアウトに行く選手もいます。
このように、競艇のルール上ではインが強いとされていますが、あえてアウトを取る選手もいるので、「どの選手がどのコースを取っていくのか」という予想も重要になります。
「モーター」と「ボート」は抽選で決まる
レース開催前日に選手が乗る「モーター」と「ボート」を抽選で決めます。
性能の良い「モーター」や「ボート」が当たるかどうかは、選手の運に左右されます。
高性能な「モーター」が当たれば勝率が上がりますし、逆に調子が悪い「モーター」が当たると整備に手間がかかるだけでなく、勝率も下がってしまいます。
ただ、優秀な選手というのは多少「モーター」が悪くとも、整備技術で補う場合が多いです。
→優良予想サイト一覧へレースの流れ
展示航走
競艇では、本番のレースの前に、実際に出走する各選手がリハーサルのレースを行います。
これはどの選手が何着になるか?という予想の参考や、「モーター」や「ボート」の調子をお客様に見てもらうためです。
スタートやコース取りの練習を行い、本番に近い状態でコースを2周します。このリハーサルのことを「展示航走」と言います。
「展示航走」には「スタート展示」と「周回展示」の2種類があります。
スタート展示
実際にレースに出場する選手が本番と同じようにスタートとコース取りを行います。
スタート展示で得ることが出来る情報は以下の通りです。
・ピット離れの良し悪し ・それぞれの選手がどのコースを狙いたいのか ・スタート感 ・スタートした後の伸び |
周回展示
スタート展示が終わったら、次は、実際にコースを2周する「周回展示」を行います。
競馬をしたことがある方はお分かりになると思いますが、「パドック」のようなうものだと思ってください。
「周回展示」で得られる情報は以下の通りです。
・各モーターの伸び ・旋回の調子 |
スタート展示も周回展示も予想する上で、非常に大切な情報を得られるので、しっかりと見ておくようにしましょう。
レース本番
本番のレースは600mのコースを3周(1800m)します。
スタートラインは通過後、2つのターンマークを旋回して入着順を決定します。
1着になる艇は多くの場合、1週以内に決まることが多いです。その理由としては、ボートの引き波の影響で追い越せなくなるからです。
一方で、2着、3着争いは3周目まで予想できない場合が多いです。
決まり手
競艇にはレースの決め手となる「決まり手」と呼ばれるものがあります。
決まり手には以下のような種類があります。
逃げ
➡1コースからスタートして、そのまま逃げ切ることを「逃げ」といいます。競艇で最も多い決まり手です。逃げ切れるかどうかをドキドキしながら見るのもレースの醍醐味の1つです。
差し
➡1コースから逃げようとしているところに、第1マークで1号艇の内側から差すことを「差し」と言います。1コースが外に流れたりした場合、2コースからの差しが多く決まります。
自分が予想していた選手が、この差しを決めた瞬間は最高に気持ちが良いものです
まくり
➡第1マークの時に、内側にいる選手を全て飲み込んでから、一気に外から追い抜く決まり手を「まくり」と言います。インが強い競艇で、この「まくり」は、外側を走るため、遅いと思われがちですが、そうでもありません。モーターが生み出す引き波の影響で、内側にいる艇が引き波にはまってしまい、スピードダウンするからです。このまくりが決まると、1コースが3着以内に入れないケースが多いです。
まくり差し
➡「まくり」と「差し」を組み合わせた高等テクニックを「まくり差し」といいます。アウトコースからまくりを狙いに行き、途中で瞬時に差しに切り替えて1着をとりにいきます。このまくり差しが決まると、1コースが2着になる場合が多いです。
抜き
➡第1マークを超えた時点では2着だった艇が、第2マーク以降で追い抜き、1着を取る決まり手を「抜き」といいます。
恵まれ
➡先述した決まり手をせずに、運良く勝ってしまった場合は「恵まれ」といわれる決まり手になります。転覆などの事故が起きた時に恵まれが発生しますが、当然ながら狙って恵まれを予想することはできません。これが発生したらラッキーくらいに思っておいたほうがいいです。
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