大器晩成の賞金女王競艇選手小野生奈のプロフィールや成績まとめ

大器晩成の賞金女王　競艇選手小野生奈のプロフィールや成績まとめ

競艇の小野生奈選手をご存じですか？

2018年には賞金女王に輝き、人気も実力も共にトップクラスの女子レーサーですが、養成所時代からデビューしたばかりの時期までは、現在では考えられないほどの劣等生だったそうです。

今回は、そんな小野生奈選手のプロフィールや成績などについて調べていきたいと思います。

小野生奈選手のプロフィール

・登録番号：4530
・生年月日：1988年10月2日
・身長：156cm
・体重：46kg
・血液型：B型
・支部：福岡
・出身：福岡県
・登録期：103期
・級別：B1級

小野生奈選手は、福岡県出身の福岡支部に所属する現役のボートレーサーです。

中学・高校とソフトボール部に所属し、セカンドとして活躍していたそうです。

競艇選手を目指したきっかけは、父親にボートレース芦屋に連れて行ってもらったからのようです。

その時のレースに出走していた日高逸子選手が男性選手に勝って上位に入っているのを見て、「男性にこうやって勝てたら気持ちいいだろうな」と思ったようです。
男子を倒す女子の姿は、同じ女子にとって憧れでしょうね！

高校卒業後、小野生奈選手は難関な試験である、競艇の養成所の試験を見事に合格してみせます。

ですが、養成所での彼女は周囲と比べてもかなりの劣等生だったようで、リーグ戦の規定である勝率3.00を下回ると落第というラインにすら到達しそうなくらいだったそうです。

ギリギリ落第は免れ、何とか無事に養成所を卒業した小野生奈選手でしたが、デビューした彼女の走りを見た先輩たちからは呆れられ、「ヘタすぎ」「すぐクビになるぞ」と酷評された挙句、実際にデビュー節の結果は全てのレースで最下位と、散々でした、、、

そんな彼女も、デビューから約1年半後にようやく初勝利を掴みますが、そこから人が変わったかのような怒涛の快進撃を見せていきます。
それは下の成績を見れば一目瞭然でしょう。

小野生奈選手の成績を期別成績・水神祭の順に紹介していきます。

2008年 11月 8日芦屋一般ヤング・シニア・レディース三つ巴戦 1R 初出走
2010年 5月 6日芦屋一般スポーツ報知杯争奪ゴールデンウィーク特選 1R 初勝利
2011年 11月30日住之江一般男女ダブル優勝戦第６回森下仁丹杯争奪 11R 初優出
2013年 12月26日蒲郡一般男女Ｗ優勝シリーズ　２０１３ファイナルカップ 12R 初優勝
2014年 2月6日芦屋 G1 Ｇ１第６０回九州地区選手権 3R G1初出走
2月10日芦屋 G1 Ｇ１第６０回九州地区選手権 1R G1初勝利
5月27日福岡 SG ＳＧ第４１回ボートレースオールスター（笹川賞） 3R SG初出走
8月11日三国 G1 第２８回レディースチャンピオン（女子王座決定戦） 12R G1初優出
2015年 5月27日大村 SG 第４２回ボートレースオールスター 3R SG初勝利
2017年 8月 6日芦屋 G1 第３１回レディースチャンピオン 12R G1初優勝
2019年 5月14日児島一般ヴィーナスシリーズ第２戦　第９回クラリスカップ 7R 500勝達成

2010年に初勝利を飾った小野生奈選手は、前の年まで1点台だった勝率を3.91まで引き上げ、その後も年を増すごとに勝率を伸ばし、2013年には初優勝＆勝率6点台と別人のような活躍を見せ、翌年にはB1級からの飛び級でA1級に昇格しています。

その後も、女性選手では1996年以来初となるSGレース3連勝や、賞金女王や500勝達成など、立て続けに素晴らしい記録を残し、今では実力で女性レーサーを代表する選手として認識されています。