【競艇の八百長について】レース参加者の影響は?|過去の八百長・疑惑レースを紹介
目次

競艇をしていると必ず耳にするのが競艇の八百長の存在。
競艇の八百長に関して
「そもそも八百長なんてあるの?」
「レース参加者に関係あるの?」
と疑問を持ってる方もいると思います!
結論から言ってしまうと、、、
競艇には八百長はありますし、八百長レースの舟券購入者も影響はあります!
そんな今回は、競艇の八百長についての理解を深めながら、過去の八百長レースを紹介しつつ、舟券購入者の影響について説明していきたいと思います!
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競艇の八百長とは?
そもそも八百長とはどう意味があるのでしょう?
調べてみました。(以下、言葉の手帳より抜粋)
本来はルールのもとに行われる勝負事にもかかわらず、前もって仕組まれた真剣勝負ではないこと。
上記が八百長という言葉の本来の意味になります。
では、競艇の場合での八百長はどういった意味なんでしょう?
競艇における八百長はレースに出走する選手と舟券購入者が自分たちが利益を得るために、共謀することですね。
私が思うに、競艇における八百長のミソは舟券購入者と選手がつながってるとこだと思います。
そのため、レースに出走している選手個人の考えや思考は八百長ではないと思います!
どういう事でしょう?
例えば、以下の場合は八百長ではないと思います!
とある選手が同じ支部の後輩に対して、「全然勝ててないから、次のレースは勝たせたあげよう」と思い、順位を下げる場合。
この場合は1人で勝手にやってますよね?
順位を下げたからと言って、外部の人間から金銭等も特に貰ってないので、この場合は八百長とは言いにくいです。
八百長が起こったときの選手へのペナルティ
もし、八百長が発覚した場合の選手へのペナルティはどんなものなんでしょうか?
これに関しては、モーターボート競走法第72~75条に記載されてるので、ここで紹介したいと思います。
競走の選手が、その競走に関して賄賂を収受し、又はこれを要求し、若しくは約束したときは、三年以下の懲役に処する。よつて不正の行為をし、又は相当の行為をしなかつたときは、五年以下の懲役に処する。
モーターボート競走法第72条より
1 競走の選手になろうとする者が、その行うべき競走に関して請託を受けて賄賂を収受し、又はこれを要求し、若しくは約束したときは、競走の選手となつた場合において、二年以下の懲役に処する。
2 競走の選手であつた者が、その選手であつた期間中請託を受けてその競走に関して不正の行為をし、又は相当の行為をしなかつたことに関して、賄賂を収受し、又はこれを要求し、若しくは約束したときも、前項と同様とする。
モーターボート競走法第73条より
前二条の場合において、収受した賄賂は、没収する。その全部又は一部を没収することができないときは、その価額を追徴する。
モーターボート競走法第74条より
1 第七十二条又は第七十三条に規定する賄賂を供与し、又はその申込み若しくは約束をした者は、三年以下の懲役又は三百万円以下の罰金に処する。
2 前項の罪を犯した者が自首したときは、その刑を減軽し、又は免除することができる。
モーターボート競走法第75条より
どれもかなり厳しい刑事罰となってますね、、、
過去の八百長・疑惑レースを紹介!
それでは実際に、過去の八百長事件や八百長の疑惑のある選手についてみていきましょう!
西川昌希元選手の八百長事件

記憶に新しい八百長事件としては2020年に発覚した元三重支部所属の西川昌希選手とその親族2名の賄賂事件ですね。
事の発端は、2019年9月に西川選手が突如として現役を引退した時に遡ります。
この一連の事件の詳細は以下の記事で確認できますので、詳しく知りたい方はコチラから
コチラの事件は「競艇史上最悪の八百長事件」として記録されています。
競艇で八百長がおこなわれる時の兆候として、締め切り直後にオッズが急激に下がることがあげられます。
西川元選手の場合も例外ではなく、オッズが急激に下がっていたんだとか。
にしても、A1級レーサーだった西川元選手は何故そんな不正に手を染めたのでしょう?
その理由を以下の様に語ってました。
俺も確固たる覚悟で不正をしようと思ったわけではない。ただ「やってみたらどうなるのか」ということに多少の興味がわいただけだ。
文春オンライン『競艇と暴力団「八百長レーサー」の告白』より
当時はA級選手の八百長ということもあって、かなり衝撃的な事件でした。
大村競艇場複数名八百長事件
少し古い事件になりますが、大村競艇場で発生した八百長事件です。
以下、事件の詳細です。
長崎県大村市の大村競艇に絡むモーターボート競走法違反(競走の公正を害すべき罪)事件を捜査している同県警生活保安課と大村署は十一日、大村選手会所属の競艇選手三人を同容疑で逮捕した。
逮捕されたのは、同県大村市▲▲町、競艇選手、2697(34)▽同市○○○、同、2940(28)▽同県×××郡□□町●●●、同、2610(38)。
三人は、今年四月二日から八日まで大村ボート(大村市玖島)であった大村市主催の開設三十六周年記念競走に出場。
八百長レースを仕組むため二日午後八時ごろ、大村市玖島二の県モーターボート競走会の選手宿舎内で、2610が正式重量より約五十g軽く加工した不正プロペラを、2697、2940の二人が同市■■町、元競艇選手、2686(37)=既に起訴=に渡した疑い。2686はこのレースで一着になった。
1988年7月12日毎日新聞より
プロペラの正式重量よりも軽いプロペラをレースで使用してしまったんですね。
3人もの選手が一気に摘発された事例が過去なかったことから、前代未聞の事件として、当時注目されました。
八百長疑惑のあった江崎一雄選手

登録第108期の江崎一雄選手は一部のネットでは「八百長してるのでは?」という疑いがかけられていました。

主に、まとめサイトで噂になってたみたいですね。
何故、そのような噂があがったんでしょう?
その理由としては、オッズの急変と違和感のあるレース進行が理由と言われています。
しかし、そんな噂を一蹴するかの如く、2020年3月9日の第61回ホワイトベア競走の住之江7Rで見事イン逃げを決めました。
2015年には両眼球打撲傷と左眼窩底骨折という重傷を負いながらも選手として復活しただけに、今後も頑張って頂きたいですね。
もし八百長レースに参加していたら?

もし八百長が発覚したレースに自分が参加していたらどうなるのでしょうか?
結論から言いますと、何もありません。
正直、気持ち的には返金して欲しいところですが、今まで八百長と疑われるレースで舟券の払い戻しが実現したレースはありません。
何故なのか、、、
それは、八百長を証明する事がかなり難しいからなんです。
もし発覚しても、どれだけの人にどのくらいの金額を返金しなくてはいけないのかを調べて、実際に返金するのはとても困難なんです。
そのため、返金などの対応はありません。
もし八百長レースに参加してしまっても、ついてなかったと割り切るしかないんですね。
まとめ:八百長はほとんどない!
今回は、競艇の八百長についての理解を深めながら、過去の八百長レースを紹介しつつ、舟券購入者の影響について紹介してきました。
八百長はホントにやってはいけない行為です。
ファンも選手も裏切る行為と言えます。
しかし、競艇選手のほとんどが八百長なんかせずに真剣に競艇という競技と向き合っています。
だからこそ、八百長はホントに意味のない行為だと思いますね。
いち競艇ファンとして、業界から八百長が完全になくなることを切に願っています。
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